アクセシブルなEPUB3コンテンツ作成のための要点

2016/09/16

次のウェブサイトを参考に、DAISY製作者の立場から、アクセシブルなEPUB3コンテンツ作成のための要点をまとめてみました。

アクセシブルなEPUB3については、次のリンク先に詳細があます。

 

要点

1、全てのテキストが、読むべき順番で入っている

コンテンツをアクセシブルにするには、テキストが画像になっていると読み上げソフト等がアクセスできないので、テキストデータがすべて入っていて、また、論理的な読み順になっている必要があります。

2、文書構造を意識したHTML5のマークアップ

見出しの階層によるマークアップをします。(例:h1, h2…)
紙の本をデジタル化する場合は、ページ番号のマークアップをします。(例:<span xml:id=”page361″ epub:type=”pagebreak”>361</span> )
脚注や参照、表等も、HTML5の規格に沿って適切なマークアップをします。
文書構造を意識した、規格に準拠したマークアップによって、それを読み上げソフト等の支援機器が認識し、読者は図書内をナビゲーションできます。

3、内容とスタイルは分離する

視覚による読書は、読書の1つの方法にすぎません。音声や点字等で読書をする人もいます。文字の色やフォントサイズ、表示位置などの視覚表現のみによる意味や重要度の表現は避けるようにします。レイアウトのためにtableタグを使ったり、文字を表現するために画像を使ったりしないようにします。内容は、スタイルがあってもなくても伝わるように注意する必要があります。

4、画像は、写真にのみ使い、表や文字は画像にしない

画像は視覚障害者にはアクセスできません。表や文字は画像にせず、適切なマークアップをします(例:表にはtableタグを使用)。どうしても画像を使う必要がある場合は、テキストによる解説を付加します。

5、画像の解説や代替テキスト

飾りのためだけにある画像以外はすべての画像に、解説、キャプション、または代替テキストを付けるようにします。

6、数式にはMathMLを使う

数式にMathMLを使うことにより、対応した読み上げソフト等の支援機器で認識して読者が数式として読み上げられ、Tobi等の対応した製作ソフトで録音することができます。

以上の要点はすべて、EPUB3規格に準拠して製作することでカバーできます。
アクセシブルなEPUB3を製作できるツールに関しては、次のブログに掲載しています。 http://blog.normanet.ne.jp/atdo/?q=node/423

 

M.M.