DAISYニュースレター 2017年3月号

2017/04/04

DAISYコンソーシアムのニュースレター、2017年3月号が出ました。
今回から、Word版とEPUB版、また、フランス語とスペイン語の翻訳版も提供されています。
http://www.daisy.org/planet-2017-03

いくつかピックアップして日本語にしました。

*エジプトのアレキサンドリア図書館は、2月12日にマラケシュ条約批准に向けてのシンポジウムを開催した。

*カナダのCELA(Centre for Equitable Library Access / 誰もが図書館にアクセスできるようにするためのセンター)で、最も有名ないくつかの雑誌の発売日に同時にDAISY版(テキストと画像のみのDAISY)を提供するサービスが始まった。

*EPUBサミット2017
第二回EPUBサミットが3月9日10日にブリュッセルで開催された。
インターオペラビリティ(相互運用性)が最重要課題として話し合われた。
サミットでは、Readium LCP(ベンダー中立のDRM)も紹介された。相互運用可能で、安価なLCPは、主要出版社、オンライン販売業者、オンライン図書館、ソリューション開発者から強い支持を受けている。
サミットでは、ボーンアクセシブルのEPUB3についても話し合われた。イアリアのFondazione LIAは、一般の流通の中でアクセシブルなEPUB3の販売を始めている。ノルウェーの出版社はオーディオブックのデータの透明性が成功の秘訣であったと話した。
出版社連盟は、法的規制によって、デジタルコンテンツの相互運用性はさらに改善されていくと話した。
これは、企業の販売戦略のために利用者が独自環境(コンテンツ、ストア、ビューア)に囲い込まれることを回避するために必要である。アクセシブルな電子書籍が一般に流通しだしたときに、障害者が結局読めなくて、自分が読める形に作りなおすということを避けるために、必要なことである。

*Immediate Access: イギリスRNIB の「In Your Pocket」
全盲者、弱視者は、友人と同じように、雑誌、新聞、書籍を簡単に読みたいと思っている。
約200種類の新聞や、世界中のデジタル録音図書を読めるサービスを開始。

*Better Together: 弱視者の情報アクセスの向上
6月28日ハーグでのヴィジョン2017で開催予定の講演会

*CSUN 2017: インクルーシブ読書と出版エコシステム
再生システムテスト ワーキング・グループでは、一般に流通している再生システムが、アクセシビリティの必須要件を満たしているかを確認することを目標としている。再生システムと支援技術の組み合わせによって、次のことを確認する。
・ファイルのマネジメントができるか
・読めるか
・ナビゲーションができるか
・注釈等がサポートされているか
また、見た目をニーズに合わせて変えられるか(フォントサイズや、文字・背景の色等)
再生システムの評価結果は次のページにある。
http://epubtest.org/testsuite/accessibility/

M.M.